【tomoko通信】歌で込み上げる感情 Vol.175

こんにちは、
tomokoです。連休の月曜日、いかがお過ごしですか？

先週は、音楽の効能について書きましたが、
音楽、聴覚によって、人間への影響があります。

歌は、「希望」　です。

と私はレッスンで伝えます。
なんとなく、その言葉は、単純で、
それはそうだろうけど・・・

という印象かな？

でも、どんなに悲しい歌、どんなに辛い歌でも、
そこには、歌うというエネルギー、動き出すエネルギーがあると思うんですね。
そうでないと、歌えないので。（笑）

歌う、歌に表現する、となると、
そこに身体を動かすエネルギーが必ずあります。

一曲の曲が始まり、終わるまでには
必ずストーリーがあります。
音楽のハーモニー、リズムでそのストーリーを伝えているんですよね。

なので、終わるときは、
Home（家）に帰る。起承転結の結（←家、Homeの意味と同じ)になっているわけです。

ま、こんなことをWorkshopでも話していますが、
あなたにも伝わると嬉しい。

お話の中には、感動があり、解決する次へ進む何か（ヒントのようなもの）があります。

実は音楽理論的にもハーモニーのつながりがそうなってるんです。
（理論用語でいうと、ドミナントモーションですね）

まとめると、

１曲の流れが、人を動かすものと形成されている。
感情が動くように作られていて、
前進させようとする動かすエネルギーがそこにある。
それが、希望につながると思うんです。

心から（内から）動かす力がある。
心を動かされる要素が曲、歌にはある。

だから、音楽を聴いて気持ちが前向きになったり、
なぐさめられたりすると思うんですね。

音楽のハーモニーがそう導いてくれてるように
原始の人間から、音楽を創造してきたのだろうなぁと感じるわけです。

実は、今日は私の父の命日です。
もう16年経ちました。

それは、事故でしたので、急でした。
恐ろしく、怯える感覚を味わいました。

感情が、歌いながら込み上げるんです。
ウッって、ソフトパレットが詰まるようになり、
感情と肉体が一緒になります。

歌で込み上げてくるんですよね。
すごいエネルギーです。

この日のことは忘れられないし、
私にとっては大切な日にしたいと考えています。

命の大切さを感じる日、
歌への感謝、音楽への感謝をする日です。

今日はこのPatti LaBelleを紹介します。
私は渡米する前はあまり知らなかったんです。
でも、アメリカでは、彼女の地位はとてもLegend、伝説的な人で、
シンガー、ミュージシャンのヒーローです。

私が師事したGloria Ruschは、彼女はNatural Singer と言っていました。

Hero lies in you
Heroはあなたの中にいる　

Patti LaBelle | Hero [Tribute to Mariah Carey] 2012
マライアキャリーにとっては、彼女に歌ってもらうことは、
とても名誉あることだったと思います。素敵です。

私が大好きなシーンでした。↓
私はこのテレビをロサンゼルスでリアルタイムで観ていました。

こういった人の曲をゴスペル風に歌うのは、彼女の得意で、右に出る人はいないです。
どれだけパワフルで、どれだけで愛情豊かか。

私は実際に生のライブを聴きましたが、本当に涙が出てきてしまいます。
このシーンは、涙も出るし、笑顔にもさせてくれるんですよ。

実は、父を思い出す時も、涙と笑顔なんですよ。同じです。

Patti LaBelle – The house I live in – Sinatra 80 birthday

素敵な連休となりますように。
Have a fun with music!~(^0^)/
tomokoより