【tomoko通信】育耳 Vol.170

こんにちは、
tomokoです。

2週間ぶりの配信です。
お元気ですか？

先日、レッスンを始めて間もない方から

「最近、聴き方が変わったんです。」

と伝えられました。

「なるほど、どんな感じなのですか？」
と私が聞くと、

「今まで不快とも、嫌だとも、感じていなかった歌なのに、
不快さを感じるようになってきたんです」

と、その方はおっしゃいました。

今までに、感じていないことを、
感じるようになったということですね。

実は、私が伝えるヴォイストレーニングをしていくと
こういう感覚の変化を多くの方が感じるようになります。

面白いです。
人間の感覚が変化する。
感知する能力が高まっているということです。

それは、人が何かを習得するときに起こる変化です。

人間って、変われるんだ。
変化することができるんだということを、
私は再確認する瞬間なんですよね。

レッスンではその瞬間に立ち会うことができて、
感動しちゃうんですよ（笑）
すごいんですよ、人って。

よく、人は変われないといいますが、
確実に変わることもできると私は信じています。

私からすると、
その方は、「音を聴く能力が高まってきている」
ということなんですね。

音の違いに敏感になってきている。
そこを察知、感知する力がついてきている状態です。

レッスンを通して、私が細かく伝えるので、
それがその人の中でも判断基準となっていくのだと思います。

その方の耳が育ってきている。

さらに言うと、

その音を聴いて、あたかも聴いている声を自分が出して
いるように自分自身の発声器官で感じるようになって
いくんです。

人の声の出し方を聞いて、
自分が、その人が声を出している感覚を感じてしまう

ということ。（伝わるかな…）

つまり不快さを感じるというのは、
自分の発声器官で不快さを感じるということなんです。

同じ楽器を持っている通し、
通じ感じ合うということです。

身体は正直に反応します。
これを自然さと私たち（Natural Singer)では伝えています。

私たちの使命は、
やはり、
この耳を育てていく（育耳）をすることだなぁと
感じています。

それが、音楽をより楽しく、嬉しく、感じて
豊かな人生になっていくことと信じています。

Circle of life HAVASI Symphonic Concert Show

この動画は何回見ても、感動しちゃいます。
言葉がわからなくても、その音が命の生きる強さや
生きる素晴らしさを感じさせてくれます。

LEBO M の叫び、歌、声、温かく、良い音です。
育耳していきましょう。

今週も素敵な週となりますように～。
Have a fun with music!~(^0^)/
tomokoより