トモコヴォイス会報誌vol.69

「食が身体と心をつくる」
ー ナチュラルフードを勉強する -

私は先月からナチュラルフードの通信講座を始めた。
音楽以外の久しぶりの勉強にワクワクしている。

早速玄米ご飯を炊いてみた。
今は炊飯器で簡単に美味しくできるものだ。
もっちりふっくらになった。

8年のアメリカ生活ではもちろん自炊だ。

私はご飯を鍋で炊いたり、味噌汁をつくっていた。
やっぱりいつもハンバーガーにはなれない。

Rice(米)、Brown Rice(玄米)、Miso(味噌)、
Soy Sauce(醤油)、Tofu(豆腐)はどこの
スーパーでも手に入る。

私の住んでいたアーパートから徒歩三分に
オーガニックフード(有機食物)のお店
Whole Foodsがあった。

野菜は量り売りで無農薬のもの、オーガニックのスープ、
またお寿司まで売っていた、それら安価なのだ。

アメリカにはこのお店以外にもオーガニックのチェーン店はあり、
日本に比べてOrganicオーガニックフード、またNatural Food
ナチュラルフード、Mcrobioticマクロビオティックに触れる機会は多い。

私が日本に帰国して演奏させてもらった場所の中にも、オーガニック食品の
お店やレストランもあったり、妹がオランダに滞在していた時にもそれらの
食事、玄米食を主とするマクロビオティックを知ったと聞いていて、ヘェ~
ヨーロッパでもそうなんだと、私はより詳しく知りたいと思い始めていった。

もう6年前に、久司道夫氏の著書
「マクロビオティックをやさしくはじめる」
とその姉妹書の
「マクロビオティックが幸福をつうる」
という本を読んだ。

「マクロビオティック」って何?
とあんまり日本で聞きなれないような言葉だと思う。

玄米雑穀を中心に、自分が住む土地で採れた作物を、
その時期に食べる。

加工や精製をせず、自然の恵みを自然なまま取り入れる。

日本の伝統食をお手本とする簡素で自然な食事法を実践して、
心と身体の健康を維持しようというものだ。

簡単にいうと日本の食事がアメリカへわたり、見直され
逆輸入してきたようなものだ。

世界を見てみると、いろんな国、人、食文化がある。

小麦を粉にして作るパンやナン、アジアの米、それぞれの
主食が何か、それらを食べると次にこういうものが
食べたくなって、こういう考え方になりやすいと
書かれているところがとても面白く興味深かった。

玄米が栄養価が高くいいとは聞いていたが、そこまで
人間の性格、精神までもが食事と密接とは思っていなかった。

日本人がコメ(玄米)を主食としてきたこと、それが
どういうことかを考えるきっかけをそれらの本はくれた。

そんな長い時間を経て、今回この講座で勉強することを
決心した。

いっしょに食事をする家族もいるので厳格にマクロビオティック
をして玄米菜食になることはなかなか難しいだろう。

『食べることを当たり前に繰り返す中で、その大切さを見失いがちです。
お金させ出せば、簡単に食べることができる現在の日本では、つい
「時間がない」「忙しい」と言い訳をして、お腹を満たすだけの「作業」に
なってしまうことも多いのではないでしょうか。』

と教科書に書いてあった。
なるほど。

小さな息子がいるにもかかわらず、その通り、
「作業」になってしまうことあるなぁと私は反省した。

食事の時間は体も心にもとっても大切だ。

命あるものをいただくって思うと食べ物を大切にするし、
食事からもっと大きな力を得られるのだろう。

tomoko
トモコヴォイス紙面会報誌 vol.69より
(2013年2月1日)

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