トモコヴォイス会報誌vol.39 

スポーツ選手の涙
ー自分を信じる力ー

 

お元気ですか? tomokoです。
ジメジメの季節、湘南の雨の日は海の匂いが漂っているようです。
今月も元気にいってみよう〜(^O^)/

六月はスポーツ観戦を楽しんだ。
NBA(ナショナルバスケットボール・アソシエーション)の全北米チャンピオンを
決めるTne Finalと、日本で盛り上がってFIFA World Cupだ。

ロサンゼルスのダウンタウンにあるステープルセンターで
十八日、決戦のまくが開いた。

戦うはボストン Celtics と 地元ロサンゼルスの Lakersだ。

アメリカのスポーツ観戦の基本は、
バスケット、ベースボール、アメフトでも
徹底したホームびいきをする。

つまりホームコートの応援はホームのファンだけ、
日本のようにきれいに半分巨人、半分阪神ファンが
座るように会場は出来ていない。

相手チームは敵と見なされ誰も応援しない。

私の応援するLakersにとって
ホームでこの日できることは最大のメリットだった。

三対三で六試合を戦って
二つのチームが確実に勝敗を決める
最後の試合七戦目だ。

初めからどちらもすごい気合いの入れようだった。

ボールへの執着、すきあらば盗み取る、
ファールしてでも攻撃を止める。

そんな選手たちの気持ちが
一つ一つの身体の動きから見てわかった。

バスケットボールはスピード感があり
コンマ何秒というほんの一瞬に逆転劇があったりするので
試合が始まるとテレビの前から動けなくなる。

七試合も戦ってくるとお互いのチームの攻撃、
守りを選手たちはより把握してくる。

Celtics はそこがとてもうまかった。
Lakers の攻撃をストップさせた。

一番点稼ぎをする Kobe Bryant (コービー・ブライアント)に
二人、三人とディフェンスをつけ
Kobeの得意技を出させなくした。

試合は Celtics リードで最後の4クオーター
(1クオーター12分を4回する)まで進んだ。

どうにか離れすぎずに後を追うのが Lakers。

ロサンゼルスだけあってファンはセレブが多い。
ジャック・ニコルソン、レオナルド・ディカプリオも
観戦に来ていたがファンにとって見ているのがつらい。

勢いがなくなってるわけではないが
なかなか点につなげられない我がチーム。

しかし残り6分になった時、
やっとKobeがリズムをもち直し、
ショータイムがはじまった。

たくさんの敵の中、一人ボールを持ち空中に舞う。

敵が着地してもまだ飛んでいる、
普通の人よりも空中にいる時間が長いように見える・・・

敵陣の腕や手をはねのけボールをゴールへ入れ込んだ。

ヒェ〜、すごい超人プレイ。

それをきっかけに他のプレーヤーも
遠くから長く弧を描くようなシュート(3ポイントシュート)
をタイミング良く決め、すこしずつ差が詰められて
最後の3分で追い越した。

ファンたちは総立ち、応援が最高にエキサイティングしてきた。

試合最後のブザーが鳴った。

紙吹雪、最高の歓声が聞こえLakersは優勝した。

選手達とコーチの顔が一瞬でほどけ、
緊張の厳しい顔から優しい顔へ変わる。

みんな涙で目が真っ赤になっていた。

FIFA World Cupの試合も熱かった。
サッカーはバスケットと違い一点の重みが本当に大きい。

走って走ってゴールを勝ちとった時は
神へ感謝するような神聖な雰囲気を感じる。

パラグアイとの延長戦を終えて
PKで負けが決まった時の悔しさは大きかっただろう。

日本中があの瞬間を共有したのかもしれない。
終わった時の選手の涙はとってもピュアで美しい。
負けてもカッコよかった。

どの試合にもそう簡単にはいかない。

『自分はできる』 と 『自分達はできる』を
きっとゲーム中は心の中で強く強く信じることなのだろう。

そして奇跡を感じることができるんだろうなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

tomoko
トモコヴォイス紙面会報誌 vol.39より
(2010年7月2日)

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