【tomoko通信】「何も響かない」vol.21

こんにちは、tomokoです。

死に直面して生を知る。
なぜ自分は生きているのだろう?

車に乗っていても、電車に乗っていても、涙が溢れてくる。

事故の次の日に演奏の仕事があった。

私は行くと伝えたが、状況を知り現場の方の配慮から
キャンセルとなった。

そのこともあり、X氏は私の状況を把握している。
X氏は父にも会ったことがあった。
父の告別式にも来てもらった。

告別式が終わり、X氏の事務所でのレッスンが始まる。
レッスンが終わりX氏と話をする。

なぜか、X氏は「自分のせいだ」と言っていた。

少し自分に非を感じていたのだろうか。
彼は事故とは関係ない。

X氏は、私の「she is here」というオリジナル曲を
歌えばいい等と言っていた。

彼が伝えたいことは私に「頑張れ」ということだとわかる。

X氏も私に何を話しかけていいのか
わからなかっただろう。

その時の私の感覚はX氏の言葉は、何一つ私に響かない。

無だ。(無駄)

耳から耳へ通って行く雑音だった。
何もここでやる気が起きない。

また問いかける。
なぜ自分は生きているのだろう?

この時に自分には腑に落ちた感覚がきた。

それは、X氏の元でやって行く意味があるのか?

人はいつか死ぬ。
死んだら、今の世界は何一つない。

死ぬまで生きていなきゃいけないのに
なぜ嫌に生きなくてはいけないのだ?

なぜ自分が嫌な生き方をしなくてはならないのか?

我慢して生きる必要はない。
我慢する意味がない。

なぜ、X氏の元で音楽をやらなくてはならないのか?

今、離れよう。
大きな感情が湧いて来た。

tomoko

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