tomokoの音楽暦 第35回 「フォークソング部」

 

 

 

 

 

私は高校時代、フォークソング部に所属していた。
他の高校には軽音部があったが、私の高校にはなかった。

中学時代は運動部のバレーボール部だった私は
高校ではかならず音楽をしたいと思っていた。

一年生の私は、友達と二人でドキドキしながら
入部のため視聴覚室にはいった。

そこには三年生が三人だけ。
たった三人の部員だ。

二年生はひとりもいない。

三人の先輩は三つのコードで弾ける
当時はやっていたブルーハーツの曲を
丁寧に教えてくれた。

友達とふたりで、指が痛い、まめができた
と言いながら、ならんでポロン、ポロンと
弾いていたのを思い出す。

ギターの音色は良いものだ。

手を上下にしてピックをつかい六つの弦を
ストロークするとリズムが刻める。

それすら初めてだと難しかった。

先輩たちは受験のため、ほとんど来なくなった。
文化祭も私たちだけではなぁと、同級生に入部を
勧めたりしてどうにか四人になった。

学校から予算をだしてもらって視聴覚教室の奥の倉庫にあった
古いドラム、ギターアンプ、ベースアンプを修理した。

私は初めてドラムの部品を調べ、ヘッドをはったり、
足をボルトでつけたり、何も知らないところから
手探りで音を出していった。

やっとドラムらしく見えるようになったとき本当に嬉しかった。

軽音楽をするようになったら入部数も十人を超え、
たくさん入ってきてくれた。

私はこの部活ではじめてバンドを組み、人前で歌いだした。
音楽に、自分がやりたい音楽に無我夢中、没頭していた。

今もそれが続いてるな…(笑)

tomoko

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