トモコヴォイス会報誌vol.82

「星ふる夜」
ー満天の星空をみあげてー

 

7月になると、七夕飾りをつくったり短冊にお願い事をしたりする。

私の子供のころもそうだったし、また息子も幼稚園でしている。
梅雨時の楽しみ方のひとつだろう。
笹の葉さらさらと涼しげなもの、季節感がでて良い。

 

 

 

 

 

小学校何年生だったろうか。
星座の早見盤を使って十五階の団地の屋上で星を観察した。

星をみあげていると、不思議なもので、空高く遠い場所
にある星なのに、星がすぐ近くいある感覚になる。

暗い夜空にピカッと光る星、それぞれ光り方や色も違う。

時刻と星座の位置を記録、新しい星座を見つけたり、
オリオン座やカシオペア座、北斗七星が夜空に
見えると嬉しかった。

私は星の観察に夢中になった。

短大一年生の時に、アメリカのオレゴン州に一ケ月ホームステイに行った。

私はオレゴン州の田舎、馬が6頭、犬4匹、猫、ウサギと
たくさんの動物を買っている家に滞在した。

広々とした場所で星空を見ることができた。

夜になると遠くにオレゴン州のポートランド市の光が
少し見えたが、他には何も光がない。

その中での星空は、本当に満点の星空だった。

私は初めて天の川をはっきりと見ることができた。
私は嬉しくて、感動した。

英語でMilky Way。
まさに牛乳をこぼしてできたような白い道。

大きく広い夜空の真ん中を小さな星が集まってできた
川が雄大に流れている様は宇宙の奇跡。

あちこちでシュッっと一瞬で消える流れ星も見えた。
「星降る」とはこのことだ。

ずっとずっと見ていたい星空だった。

アメリカアリゾナ州のグランドキャニオン、
ここも大好きな場所で私は八回も行っている。

針葉樹の合間から見られる星は、はっきりと
近くに見える感じだった。

野生のシカが車道を横断する。
空気も澄んで気持ちがいい。

だからか、星もよく見えるのだろう。

グランドキャニオンから車で4時間走っていくと
モニュメントバレーがある。

ここは針葉樹などはなく、砂漠のような赤い土で、
木々は少なく、サボテンのような低い木があるだけだ。

メサといわれるテーブル形の大地や、さらに浸食が進んだピュート
といわれる岩山が点在し、あたかも記念碑(モニュメント)が
並んでいるような景観を示していることからこの名がついた。

そこでの星空も素晴らしかった。

大きなオリオン座が地平線上にあって
それが沈んでいくのを見た。

真上の高い位置より低い位置の方が
大きくみえるのだろうなぁ。

それぞれの土地で見える星空。

きっとず~っと原始の時代から、人は
星空を見てきたのだ。

それぞれの星は地球からの距離がそれぞれ違う。
何億光年も遠い宇宙からの光を私たちは見ている。

でも地球からみえる星空として星はつながり星座を
つくったりして夜空を彩っている。

地球もその星の1つ。
大きな宇宙の中にある一つの星だ。

そう考えると日常の悩みなんかちっぽけで、
リラックスして大きな気持ちになるなぁ。

星をみているとどんな気持ちになるだろう?

オリジナル曲「星をみあげて」を歌いたくなる。

今年の七夕、星が見えるといいなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

tomoko
トモコヴォイス紙面会報誌 vol.82より
(2014年7月1日)

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